「男ども、鼻の下長くしながら小出さんの胸の事を話題にしているよね。和也だって小出さんの巨乳にメロメロなんじゃなーい?」

「まあな」もちろん、俺の正直な返答である。

「スケベー」

 コイツめ…

 俺の事、からかっているのだろうか?

 ならばって言う事で、俺もからかうような気持ちで質問した。

「お前、胸の大きさで嫉妬してんの?」

「嫉妬なんか、していないよ」

「嘘付け、しているんだろう?」

「巨乳だ巨乳だって目の色変えちゃったりしているけど、女にしてみれば胸が大きいのも良し悪しなんだよ?」

「良し悪しだって?」

「あんまり大きいと、肩凝っちゃう事も有るしね」

「そうっかぁ? そう、思えないけどなぁ」

「巨乳好きの男には分からないけどね。女としての、それなりの苦労が」

「そうなんだ」