COLOR

わたしが扉を開けると



2人はこっちを見た





｢どうしたの？｣


音晴が聞いてくる

でも、答えないで音晴に近づき
腕を掴んだ



｢あ、ちょっ！ あたしとの話が…｣



腕を掴んだまま、走り出す




部室を出ると、外だから
太陽の光が眩しい



｢鈴？ ほんと、どうした？｣



｢…和葉ちゃん、は｣


上手く言葉が出ない