2人でそのまま


私の家に来た




「ただいまー」



もちろん、誰からも返事はない



「おじゃましまーす」



階段を上がって



私の部屋に入る




「急にどうしたの?


家に来たいなんて」


私は部屋のテーブルの周りにある

クッションに座る



「あたしさ、気になる事があると


じっとしてられなくて」




「私に何が聞きたいの?


こっちに座りなよ」



藍はドアの前で立ち止まったまま