大変、怪我してる。
早く手当てしないと。
あたしは、救急箱を取り出した。その中から、消毒液と絆創膏を取り出し、男に声をかけた。
「あの。手当てしてもいい?」
男は「こいつ何?」と言う用な、冷たい眼差しで見られた。
でも、あたしは痛々しい、その体をただ、見つめているだけではいられなかった。何かしたかった。
「本当に?手当てしてくれるの?」
あれ?イメージがなんか違う。