star☆dust

「おい、朝っぱらからなんだ?!」

「「「パパ~~~ァ(泣)」」」

みんなでパパに抱き着いた。

「おいっ?!どうした?!」

「あのね、あの、れいの奴がうちに出たの!!ほんとだってば!!」

美結が必死に説明してる。・・・けど、パパは意味が分かってない様子。そりゃそうだ。れいの奴でわかる人は、数少ない。

「パパ、あのねあのね、台所に、でたのよっ!!」

「は?なにがなんだ」

「「「・・・・」」」

うん。そりゃあ、みんな、そいつの名前を言いたくないわな。よし、言うか・・・・。

「ゴキ○リだよ」

「「「「・・・・」」」」

沈黙。

「おい、さっきから騒いでなにしてんだよ」

あ、お兄ちゃん・・・・。

そう思った瞬間・・・・

カサカサカサカサカサ・・・・・

「「「「キャーーーーーーーーーー!!!」」」」

ブチッ。

「「「「「・・・・・」」」」」

ま、まさか、お兄ちゃん・・・。

「あのさ、お兄ちゃん?今、何踏んだ?」

そしてみんなは顔面蒼白。ついに、パパが言った。

「琉生《るい》、ドンマイだ・・・・」

「ギャーーーーーーーーー!!!」

お兄ちゃんの叫びも加わったのであった。




ゴキ○リ事件のあとは大変だったぁー・・・てゆうか、学校遅れそううなんだよっ!!

「あっ悠芽、凜瑚、美羽!!」

「おー、莉咲さんは朝っぱらから大変ですね~」

「たしかにたしかに」

「てか、莉咲が遅れるなんて珍しいねぇ」

こいつら私の苦労(?)も知らないで好き勝手に言いやがって!!私だって、朝っぱらからお兄ちゃんのせい(?)で大変だったんだからねっ!!

「でもさ、なんで莉咲は走ってきたの?」

あのぉ、美羽さん、少しは考えましょうね?

「「「半径1キロ範囲に住んでるからに決まってんでしょーがっ」」」

お、ぴったりマモったわねぇ。