「始業式とかダルいね~!あ!宏基!」


実玖の視線の先には、坂本がいた。


はぁ、ラブラブ……
羨ましい……


「宏基おはよ!」

「おう、クラス離れたな…」

「うん…。でも気持ちはずっと宏基の側だよ!」


わぁ……!!
実玖凄いなぁ……
こんなに人がいっぱいいるところで、恥ずかしくもなく、そんなこと言っちゃって……


「俺もだよ。」


ポンって実玖の頭を撫でる、坂本。


見てるこっちが恥ずかしいよ……