教室の窓から




「お前大丈夫か?」

「な、何が?」

「いや、さっきからぼーっとしてっからよ……」


私は高杉先生に見入ってしまっていたらしい…。


「だ、大丈夫だよ!それより!あの先生格好良くない!?」


私は高杉先生を指す。

すると、祐介は苦笑いして

「そうか?」

と言った。


「めっちゃ格好いいよ!」

「そこまでじゃないだろ、高杉よりだったら俺の方が…」


私は祐介を冷めた目で見る。