教室の窓から



先生の全てが、私を虜にした。

高杉先生しか見えてない私…



格好いい…

素直にそう思った。


茶色っぽい髪の毛は、クシャッってしたらスグに跡が付きそう……

何もかもが格好良く見える。





「…ぇ!……うえ!井上!」


「ふぇ??」


夢の世界から引き戻された私からは、マヌケな声が出た。