私は…私は………


「あなた達を護りたい…」


その為の力が私に在るのなら…
たとえそれが大きな代償を払う事になっても……



『…お前の望み…叶えよう…』


白銀のアストラルの言葉に私は瞳を閉じ、両手を祈るように組んだ。


「ユーシス…私も、あなたを護りたい…です。ただ護られるだけなんて…私には出来ないです」


私が持ち得る力の全て…


「フィリア?一体何を……………」


「ユーシス、騎士達を下げて下がるんだ!!」


ユーシスの言葉を遮るようにエイゼ様が叫ぶ。