「ど、どどどどさくさに紛れて何してんすか!!!!」 ユーシスが顔を真っ赤にして叫び、私を庇うように前へ出た。 「…少女暴…」 「それ以上言ったらまずいっす!!」 口々に騒ぐ騎士達を見つめながら私は呆然としていた。 人が楽しそうに騒ぐ声… 風の音…… なんて温かい空間なんでしょう…… 私は知らなかった… こんなにも世界は彩っていた事に……