「一度目は一目惚れ。それより後はシエルナを知って、シエルナを好きになった。だから俺はもう何を聞いてもシエルナを嫌いにはなれない」 「…カース……」 好きなんて、テレサやフィリアに言われたのが初めてで男に言われたのはこれが初めてだ なんとなく、カースのは友達の好きとは違った。 私だけに向けられたもっと熱い想いだ。 「僕が…何をしていたとしても…?」 「あぁ」 カースは迷いなく頷く。 この人になら、話してもいいのだろうか…