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「金剛のアストラル!!」


―ガキンッ


ジード隊長の大剣が金剛のように固くなり、あらゆる攻撃を跳ね返す。


「らぁああ!!!」


―ブンッ、ドガァーンッ!!

ダンテが剣を一振りすると、化け物がいっせいに吹き飛ばされた。


「油断はしちゃだめだ。ダンテ、次2時の方向」

「りょーかい!!!」


―ブンッ


「ギャアアアアッ!!!」


化け物が断末魔を上げる。カースの指示とダンテの攻撃が的確だった。


「お前等全員まとめて…」


ユーシスは剣を大きく振り上げる。


「おいおい、カース。あいつに指示はしなくていいのか?」

「ユーシスは自由にやらせた方が良いんだよ。あいつは戦の天才だからね」


そんな二人の会話も知らず、ユーシスはありったけの力を剣に注ぎ込む。


「吹き飛べーーっ!!!!」


―バァアアアンッ!!!


ものすごい爆風が化け物を薙ぎ払う。