―――――――――― ―――――――― ―――――― 『フィリア…すまない』 『パパ…どうして謝るの?』 お父さんは私を抱きしめる。これは…幼い日の記憶… 冷たい塔の中で私を抱きしめたお父さんの温もり… 私が愛した人達の温もり… 『あなたにこんな思いをさせて…ごめんなさい…』 お母さんは涙を流していた。いつもそう…私は二人を悲しませていた。 でも…二人は私を愛しいと言ってくれた。 それだけで…良かった…