「…うお…すげー…」 あまりの美しさにユーシスは言葉を失う。 咲き誇る花々は異常な程に美しく咲き誇っている。 その花畑には負けないくらいの数の羽が舞っている。 ユーシスはその美しい光景に目を奪われたまま歩みを進める。 そして……… 「…天使…か……?」 仰向けに倒れていた少女の背には白銀の翼があった。 花々に囲まれ、眠るように少女は瞼を閉じている。 まるでこの世界の者では無いような…美しい少女だった。