-astral-星に捧ぐ少女



「それと対に存在する漆黒のアストラルは、アストラルを壊す力がある。白銀のアストラルには生み出す創造の力を。漆黒のアストラルには断ち切る破壊の力があるんだよ」


「生み出す創造の力…」


それが…白銀のアストラル…


「なんかすごいな!フィリアの力は…」

「はい。私達の星母なのです。だから世界存続の役目を任されたのかもしれませんね」


シエルナとテレサの言葉に私は驚いていた。


私の力を認めてくれる人がいる…


ただ厄でしかないと言う人間の方が多かったから…


嫌っていた力を好きになれそうな…


不思議な気持ちです…


「まあ、話はそれてしまったけど、フィリアさんの力に必ずお兄さんの力が共鳴するはずだよ。だから、やってみない?」

「…ロイ兄さん……」


あなたに会って、伝えたい事があります。


あの残酷な未来を変える為に、私の想いを聞いて欲しいのです。


「やらせて下さい」


私は深々と頭を下げた。


「私のお願いなんだ、頭を上げて、フィリアさん」

「あっ…はい…」


エイゼ様は私の頭を優しく撫でた。