「…風………?」


優しい…温かい風が頬を撫でる。


馬から降りてユーシスはその道を進んだ。


無意識だった。
いかなくてはいけない…でも行けば…


後戻りは出来ない……


森を抜ける寸前でユーシスは足を止める。


「…ははっ…何てな…」


苦笑いを浮かべてユーシスとザクスは前へと進んだ。