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―ロードシア大陸、アフュネの森


「カース、本当にこの森に光が落ちたのか!?」


金髪にエメラルドの瞳を持つ少年、聖クロード教団、特別騎士団所属、ユーシス・コートは馬に揺られながら森を見渡した。


「ユーシス…あまり騒ぐなよ?隊長にまた怒鳴られるぞ」


カースこと、カース・カッチェは瞳と揃いの赤い髪を掻き上げ苦笑いを浮かべた。


「だってよー!!こんな森のどこにそんな馬鹿な話が…」


「おい!!ユーシス!!!
黙って任務に集中しやがれ!!」


隊長に怒鳴られた俺をカースは呆れたように見る。


「言わんこっちゃない…」

「うっせ!!」


カースを睨みつけながら叫ぶと…


「ユーシス!!!!」

「へーい…」


案の定隊長に怒鳴られた。