『…愛しい子…』
またあの声が聞こえた。
この声は…
白銀のアストラルですね…
『汝は…何を拒絶し…何を望む…』
私は…
宿命を拒絶し、自由な未来を望みます。
ただ何かを悲観するのではなく、何かのせいにするのではなく…
自らの意志で選び取る未来を望みます。
『…それが…汝の答えか…フィリア…』
はい…。
これが、私の答えです。
今なら迷い無くあなたを望みます。
今、私が大切に思う人達の為、私のせいで命を落とした人達の為…
そして……
私自身の為に……
『…確と…受け取ろう。我が愛し子よ…』
―パァァァァッ!!!!
黄金の光が私の体から放たれる。
「フィリア!!?」
「どうしたんだ!?」
二人の声が聞こえた。
そう…二人の為にも…


