―翌日
「フィリア、フィリア」
「…はい…」
眠たい目をこすりながら目を覚ます。
外はまだ暗い。
私を起こしたテレサは切羽詰まったような顔をしていた。
「テレサ…?」
「シエルナがいないんです!!」
…今何と……?
シエルナが?いない…?
「まさか…ラドナ国王に…?」
「わかりません、ですが心配です。シエルナの命はもう残り少ない…」
「!!!!」
シエルナの命が……
そんな…嫌です。
もしシエルナが死んでしまったら…
「…駄目です…」
「え……?」
私の言葉にテレサが目を見開く。
自分でも驚いていた。
今までならきっと諦めていたでしょう…
でも…ただ運命を受け入れるのも、過去を悲観するのも…
もう嫌です。
未来は…変えられるのだから…


