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「白銀のアストラルよ、さぁ!!!」
―ズドーンッ!!!
閃光を避けながら前へと進むユーシスの背中をユラは見送った。
「…誠…たくましい青年よ……」
ユラは笑顔を浮かべた。
あやつなら………
あの子を守れる……
わらわは間違っていた…
あの子を閉じ込める事が幸せだと……
勝手に決めつけていた。
「おぬしには…太陽の光が似合う。外の世界で生きていけばよいのだ…フィリアよ……」
その為なら………
「ヨシヒラよ…」
ユラはゆっくりとヨシヒラへと歩み寄る。
「時に干渉するだけのお前に、何が出来るというのだ!!」
「わらわの力が…それだけと?」
「な…に……?」
ヨシヒラは眉間にシワを寄せる。
「アストラルが…一人の人間に一つとは限らない」
わらわにはアストラルが二つ宿っている。
一つ目は時に干渉するアストラル。
そして……
「使って、大丈夫…なんですか?」
「紳士だのう」
ユラはおどけたように笑った。
「……………」
何か言いたげにカースはユラを見つめる。
聡い子よ……
「どうせハッタリかなんかだろう?強がりも大概にしろ、巫女の分際で!!」
ヨシヒラが狂ったように叫ぶ。
「チッ…その言葉、お前にそっくりそのまま返してやるよ!!!」
ダンテは閃光を避けながらヨシヒラへと攻撃をしかける。
「…個性豊かな集団だのう」
ユラは笑みを浮かべる。
わらわに出来る事……
「…虚無のアストラル」
―グオォォン
ユラの手から闇の力が広がっていく。
その場の全員が息を呑んだ。
わらわに出来る事……
「あの子の未来を…」
守る………


