「オラ、ささっと行くぞ単細胞」 どうやら俺のあだ名は単細胞になったらしい。 本当に緊張感のカケラもないチームだ。 …全く…… 個性豊かな仲間だ。 だからか……… あまり思い詰めずここまで来れたのは… 「フィリア…」 やっとここまで来たんだ…やっと…… あの時、フィリアの手を俺が掴めていたら… 自分の情けなさに自分が許せなかった。 今度は…次は迷わない。 フィリアの手を離さず、あの子を守る。 俺の剣をフィリアに捧ぐ。 そうしたら……… 俺のこの気持ちを…… 伝えるんだ…………