「…………………」 閉まる扉を呆然と見つめる。 拒絶…されてしまった… 一番嫌われたくない人に私はなんて事をっ… 「…ふっ………」 私は乾いた笑みを浮かべ、ぼやける視界で両手を見つめる。 もしかしたら… 何でもなかったように笑いかけてくれるかもしれない… こんな危険な力を持った私を受け入れてくれるかもしれない…… 「そう思っていた自分が愚かしいです…」 私は…ユーシスを殺そうとしたのです。 拒絶されて当然なのに… 「…うぅっ………」 涙ポロポロと流れ、床に染みを作る。