『はぃ。南の負けぇ~』
『また!?』
『弱ッ』
『・・・ぅざ』
私は美奈。
中学3年生!
勉強も運動もそこそこできている。
そして今いるここは南の家。
仲良くグループ8人で毎日必ず遊んでる。

『南ってホントに大富豪弱いよね!』
『それ同感~!』
『・・・ムカツク・・・もう一回だぁ~!!』
『やってやろうじゃねぇかぁ!』

と思ったら真知の携帯にメールが入った
どうやら響悟からだ。
何々?内容は・・・・
メールできない!?

『なんでだろうね?』
『テレビ電話して聞いてみる?』
『するするぅ♪』
『・・・つながったよ!』

ホントだ。
画面の前に響悟がいる。
・・・・ぁれ?ぁれぁれ?
他にも人がいるじゃん!
1人・・・2人・8人くらいいる

『早く聞こう!』
『そうだね』

『なんでメールできないの?』
『別にできない訳じゃねぇけど・・・一回修理出すから』
『何で!?』
『風呂の中落とした』
『馬鹿か・・・』
『ん?そこにいるのは真里奈か!』

そうだった。響悟は真里奈の事が好きだった。
でも真里は響悟の事は嫌いらしい(笑)
ん?ちょっと待てよ!真里に男子の好きな人教えてって頼べば響悟教えてくれるかも!
私って天才!

『真里!響悟に男子の好きな人教えてって言ってみて!』
『了解!響悟男子の好きな人教えて』
『えっとですねぇ・・・俺は真里奈で雅樹が
 美・・・・奈・・・・さん?』
『ちがうちがうちがう!やめて!響悟!』

え?今なんて言った?雅樹の好きな人が私?
雅樹の必死に否定してる声でよく聞き取れなかったけど・・・
そんなはずないよね・・・

『そっかぁ・・・雅樹は美奈が好きなんだね』
『そうだよ。ね?雅樹?』
『違うし!』
『んじゃもう切るわ。ばい』
『ばいばーい。』

----------プツン

『美奈良かったねぇ』
『お似合いだよ2人』
『分かるぅ!超お似合い!』

どこがお似合いなんだよ
でも雅樹って・・・
悪い奴じゃないよね・・・
優しいし・・・
ちょっとSで・・・
すぐ女子の話に混ざってくるし・・・
いて楽しい・・・

え?これって好きって事?違う違う!
好きなハズ・・・ないじゃん・・・
でも・・・やっぱ好きだわ・・・雅樹・・・




そうだ・・・この時から私が雅樹に対する思いが変わったんだ・・・・