「ひ、大翔君、」 ブランコの柱に寄りかかって腕を組む彼。 うわー、怒りのオーラがびしびし伝わってくるなあ。 あたしが恐る恐る声をかけると、大翔君はゆっくりと顔をこちらに向ける。 『5分の遅刻。』 「ごめんなさい…」 うなだれるあたしをよそに、ボス、いや大翔君は歩き出す。 この光景、絶対にカップルじゃないよね。うん。 気が付いたらもう何歩も先を歩く彼に置いて行かれないように、あたしは急いで後ろにつく。 あーあ、手繋ぎたいな。 大翔君にバレない大きさでため息。