ごめん。理沙~」
後ろから麻美が追ってくる。

無視してやよ~
とちょっとはや歩きになってみる。

麻美は走ってきた。
「ごめんってば。バカにしたんじゃなくてちょっと意外でさ~。」

もう怒ってないけど
一応怒ったふり.....。

「今日さ~クラスの人と遊ぶんだけど理沙も来る?男子もいるよ。」
麻美はニヤリと笑った。

さっきまで怒らしてた人の態度ではない。
けどそんなテキトウなとこが
私と合うのかもしれない。

「うん。行ってみる。」

「じゃ後で私の家来てね。」

「わかった。ばいばい」


男子と遊ぶのなんて初めてだった。
すごくドキドキしていた。

だけどすぐに現実に戻され....。

同じクラスなのに
ほとんどしゃべったことない。

ヤバイ。話す話題がない。
というか名前わかんない。

「いいよ。」なんて言ったけど
全然よくなかった。

でももう後戻りできない。
テキトウに話して麻美に任せようと思った。