親に
言うのも反対されるのは
分かっていた。




「別れろ」


あの一言。


シンイチは「嫌だ」って言った。




私だって嫌だった。


でも、ママを泣かせた以上
そうせざるをいけなかった。






私の心に
あの人はいた。


1年が経っても
兄弟としても恋人としてもいた分
・・・心に恋の花は咲いていました。




「今は仕方ないよ」


涙を堪えて
シンイチに言った。