「えーー?!」

あたしは、ロイから話を聞いて、大声をあげた。


「ロイ、そんな危険な任務と同時に、あたしを守れるの?」

「お安いご用です」

ロイは顔色も変えずに言った。


「どうやるの?」

「安奈、サラ・ゲイルは独身なんだよ」

「ちょっ…!! それって、どういうことなの? ロイ!!」

「独身の女に、気のある男が近づいていくのは、ごく自然なことだろう?」

「だめっ!!」


あたしは、パジャマを持った手を、激しく下へ振り下ろして、断固として主張した。


「その手だけは、使っちゃー駄目ー!!」