優ちゃんと甲斐君は、これからも二人にしか出来ない形に、互いの糸を編んでいくのだろう。 心のあやとりを続けられる二人なのだ。 今になってやっと、優ちゃんのいう〈あやとり〉の意味が見えてきたような気がしていた。