「……総長とやらは、どこにいる?」

「溜まり場の一番奥の部屋だ」

「……てめぇはバカだな。碧、行くぞ」

「はい」

総長に会うべく、溜まり場に向かう。

道は、空や海、怜さんや優さんがあげてくれ

た。

あたしは、翔と一緒に、さっき殴られてた女

の子を、あたしのブレザーを上にかけ、そこ

からちょっと離れたところに、逃がした。

そのあと翔も、みんなと一緒に喧嘩に混ざっ

て、どんどん人を倒す。

あたしと龍さんも、みんなに混ざり、喧嘩を

始める。

「…弱い」

一発で終わっちゃうような奴らばかり。

「龍さん、先…進みましょう」

中に進んで行って、結構たった頃。

多分、幹部の部屋にまで来た。

そうなると、結構強い奴もいるわけで。

あたしたちも、結構手をかけるようになって

きた。

「……お前」

「もう、龍さんにはついていけない。龍さん

は、甘すぎるんスよ」

…龍さんの、前の仲間もいるみたいで。

「…てめぇ、銀龍か」

「そうだよ。せいぜい、頑張れよな」

あたしが、銀龍だって知ってる奴もいる。

けど、みんな男だと思ってるみたいで。

「…銀龍、てめぇなんで」

「は?」

でも、明らかこいつ、今までの奴とは態度が

違って。