「………わかったよ、碧ちゃん」
「…皐月さん」
「ん?」
「…髪、切ってごめんなさい。せっかく誉め
てくれてたのに…」
「ははっ、気にしてないよ」
いつもの大好きな笑顔で、皐月さんは、あた
しの頭を撫でてくれた。
「…あたし、皐月さんには応援してほしかっ
たな~」
「うん。応援するよ」
「あの、なんで龍月のみんなを…」
「あれは、どうしても中に入れてほしかった
から」
「じゃあ、なんで幹部のみんなは…」
「幹部の子たちには、碧ちゃんの話を聞きた
かったから。それに、碧ちゃんが悲しむと思
ったから」
「えっ?」
「俺が、幹部の部屋のドア開けた瞬間、龍?
碧?おかえりって、嬉しそうな声が聞こえて
きたから、碧ちゃん、本当に仲良くできる仲
間ができたんだって思ったよ。だから、幹部
のみんなまで倒しちゃったら、碧ちゃんが泣
くと思ったからさ」
「…皐月さん」
「碧ちゃん、結構泣き虫だろ?」
「もうっ。バカにしないでくださいよっ」
「でも、本当に良かった。仲間が、みんな良
い奴で」
「そうですか?」
「とくに、龍って奴と翔…だっけ?」
「翔は、親戚ですよ?だから、俺の正体知っ
てる。あと、顧問が親父の親友を、お袋の婚
約者でした」
「あぁ、そういうことね。じゃあ、龍は?ど
んな奴なんだ?」
「龍さんは…」
龍さんって、どんな人?
「…この銀の瞳を、綺麗だって誉めてくれる
人です」
さっと、青ざめた皐月さん。
「…そいつは、すげぇ奴だ」
「…ですよね」
「じゃあ、俺は送るよ。溜まり場に帰る?家
に帰る?どっちでもいいよ」
「…家に帰ります」
「そっか。乗りなよ」
「はい」
「…皐月さん」
「ん?」
「…髪、切ってごめんなさい。せっかく誉め
てくれてたのに…」
「ははっ、気にしてないよ」
いつもの大好きな笑顔で、皐月さんは、あた
しの頭を撫でてくれた。
「…あたし、皐月さんには応援してほしかっ
たな~」
「うん。応援するよ」
「あの、なんで龍月のみんなを…」
「あれは、どうしても中に入れてほしかった
から」
「じゃあ、なんで幹部のみんなは…」
「幹部の子たちには、碧ちゃんの話を聞きた
かったから。それに、碧ちゃんが悲しむと思
ったから」
「えっ?」
「俺が、幹部の部屋のドア開けた瞬間、龍?
碧?おかえりって、嬉しそうな声が聞こえて
きたから、碧ちゃん、本当に仲良くできる仲
間ができたんだって思ったよ。だから、幹部
のみんなまで倒しちゃったら、碧ちゃんが泣
くと思ったからさ」
「…皐月さん」
「碧ちゃん、結構泣き虫だろ?」
「もうっ。バカにしないでくださいよっ」
「でも、本当に良かった。仲間が、みんな良
い奴で」
「そうですか?」
「とくに、龍って奴と翔…だっけ?」
「翔は、親戚ですよ?だから、俺の正体知っ
てる。あと、顧問が親父の親友を、お袋の婚
約者でした」
「あぁ、そういうことね。じゃあ、龍は?ど
んな奴なんだ?」
「龍さんは…」
龍さんって、どんな人?
「…この銀の瞳を、綺麗だって誉めてくれる
人です」
さっと、青ざめた皐月さん。
「…そいつは、すげぇ奴だ」
「…ですよね」
「じゃあ、俺は送るよ。溜まり場に帰る?家
に帰る?どっちでもいいよ」
「…家に帰ります」
「そっか。乗りなよ」
「はい」

