さて、2年の教室。

楽しみだね~!!

喧嘩は…殺れば殺るほど、強くなって、結果

が出るから好きだ。

勝てば、爽快感半端ないし。

負けたら、悔しいし。

そんな気持ち、結構好きなんだよね。

「…すいません」

年上の教室だし、控えめに行こう。

…失礼なこと、しちゃいけない。

いけないんだけど…


―ガチャーンッ…


うっせぇんだよ、この教室。

イラつく。

そのあまり、教室のドア蹴飛ばしたけど。

外れたしね。

「…楢崎龍。この教室にいるか?」

あたし…やっぱ、女の子の声してない。

この声の低さはなに?

てか、殺気出てない!?

あたし、そんなに怒ってないよ!!

「おっ…屋上にいると思います」

「…教えてくれて、どーも」

やっぱ…カラコンした方がいいか?

そのままだと、黒髪にこの色は変?

てか、怖すぎ?

まぁ、いい。

とりあえず、今は喧嘩。

屋上のドアを開けた。

「…楢崎龍、いるか?」

「………俺だけど?」

挑発的な目。

冷たい、その声。

ハスキーボイスで、引き込まれそう。

そして…

なによりも綺麗な容姿。

髪は、黒髪に赤のメッシュ。

…センス、いいね。







「俺と勝負しろ」