もう来てしまった、受験の日。

琉咲に入るために、受験勉強もした。

受からないはずはなかったけど、確実に入り

たかったから。

受験当日の今日は、慣れない学ランを着て、

受験に挑む。

…まわりにいる奴らが来年一緒になる。

どこを見ても、喧嘩が好きそうな奴らばかり

で、ため息が出る。

「…始め」

…楽すぎるだろ。

もっと、やる気になる問題を出せよ。

…だるい。

すぐ終わっちゃったし、眠いし。

学ラン重いし。

てか…まわり見渡せば。

みんな金髪だし。

あたしの黒髪、逆に目立つ。

まぁ、あたしもメッシュ入れたけど。

やっぱり、黒髪は残しておきたくて、メッシ

ュを入れることにした。

色は青。

やっぱ、名前もそうだし、青がよくて。

名前とかも、覚えやすいと思うし。

……な~んて。

そんなことを考えてるうちに、受験は終わっ

て…