それはね、奏歌が目覚めた時に、俺がいて、
また自殺なんてしようと思ったら困るからだ
って言ってたの。
それにね、秋山クンはその日、学校で女の子
に遊ぼって誘われてたのに、今日は忙しいっ
て断って、奏歌の見舞いに来てたの。
…こんなことする人が、奏歌のこと嫌いだと
思う?
秋山クン、奏歌にひどいこととか、嫌いみた
いなこと言ったかもしれない。
それは、傷つけちゃった奏歌と、もう一緒に
はいられないと思ったからじゃない?
考えて、奏歌。
「あたし、もうそろそろ帰るね」
「うん。来てくれてありがと」
「奏歌。あたし、奏歌が秋山クンを好きでも
なにも言わないから。好きなものは好き。そ
れでいいと思ってる」
「…うん」
「いっぱい寝な?じゃあ、また明日」
「うん、また明日ね」
奏歌が寂しそうに笑うから。
あたし、また泣けてきたよ。
梨那side end
また自殺なんてしようと思ったら困るからだ
って言ってたの。
それにね、秋山クンはその日、学校で女の子
に遊ぼって誘われてたのに、今日は忙しいっ
て断って、奏歌の見舞いに来てたの。
…こんなことする人が、奏歌のこと嫌いだと
思う?
秋山クン、奏歌にひどいこととか、嫌いみた
いなこと言ったかもしれない。
それは、傷つけちゃった奏歌と、もう一緒に
はいられないと思ったからじゃない?
考えて、奏歌。
「あたし、もうそろそろ帰るね」
「うん。来てくれてありがと」
「奏歌。あたし、奏歌が秋山クンを好きでも
なにも言わないから。好きなものは好き。そ
れでいいと思ってる」
「…うん」
「いっぱい寝な?じゃあ、また明日」
「うん、また明日ね」
奏歌が寂しそうに笑うから。
あたし、また泣けてきたよ。
梨那side end