「奏歌、お昼、一緒に食べよ♪」

「梨那~。うんっ」

梨那と一緒にいる時は、気を使わなくていい

から楽なんだよ~。

「でねっ」

「梨那~、奏歌ちゃん~」

「あっ、夏喜」

話が盛り上がってたところに、夏喜クンが登

場。

「奏歌ちゃん、今から暇?俺ら、今からバス

ケやるんだけど、人足んなくって。一緒にや

んない?」

「いいよ!!やるやる!」

「夏喜、あたしはいない方がいい?」

「えっ、梨那こないの?あたし、女子ひとり

になっちゃわない?」

「うん。梨那がきてくれなかったら、奏歌ち

ゃん、女の子ひとり」

「梨那~。きてよっ」

「夏喜…たちに迷惑じゃなかったら」

「夏喜クン!!いいよね!!」

「いいよ!!梨那もきなよ」

「うん」

梨那、照れてる。

可愛いよ♪

「じゃあ、早速行こう!」






「はぁ…疲れた。けど、楽しかった!!」

バスケを終えて、体育館で寝ころがる。

「奏歌、やっぱカッコイイ!!男子に負けてな

いよ!!」

「やっぱ、男子は強いよ。タックルされたら

終わりだしね。それに、夏喜クンは相変わら

ず上手いし」

「俺、今日初めて、奏歌ちゃんと組んだけど

さ、やっぱ奏歌ちゃん上手いね。奏歌ちゃん

が入ると、ゲームが楽しくなる」

「そんな~。あたしも、夏喜クンのパス、す

ごく正確で、すごく楽しかった。また、機会

があったら、誘ってください!!」

「うん、またやろう。今日の部活は、敵とし

て楽しみにしてるよ」

「うん!!よろしく」

ハイタッチをして、夏喜クンと別れた。