やっと。
俺は、ずっと、ずっと…
ずっと…だ。
「…好きだ」
「え?なにが?」
「…俺、ずっと前から夕暮が好きだ」
照れくさくて、会話に間が空く。
…告白とか、初めてだし。
「…本当に?」
「もう忘れたかもしれねぇけど、入試で会っ
た時からずっと…好きだった。ずっと一線に
いて、もっと好きになった」
「…うん」
「…夕暮が光輝がまだ好きなのは知ってる。
けど、俺でよかったら、ずっと…一緒にいる
から」
「…うん」
「…俺と、付き合ってください」
「…ごめん。今は、返事…できない」
「あぁ」
やっぱ、フラれた。
けど、俺は、言えて良かったと思ってる。
「だけど…」
だけど…?
「絶対に返事するから」
「あぁ」
「…少し待ってて。あと、先に言っとく」
「…なに?」
先にって…
光輝が好きだとか?
知ってるけど…そんなストレートに言われた
ら、傷つくかも。
「…舜クン、ありがと」
走り去る、夕暮。
最近ずっと見ていなかった…
俺が大好きな笑顔が見られた。
…舜クンってさ。
「ヤバい、にやける」
笑顔を見られた上に、名前で呼ばれた…
俺、最初は光輝が、名前にクン付けなのが羨
ましかった。
夕暮がいう、光輝クンが可愛かった。
…俺も言われた。
「…奈央」
初めて、名前で呼ばれたから…
俺も、呼び返してみた。
…嬉しいかも。
もう、フラれてもいいかも。
こんなに嬉しいことねぇだろ?
でも、ダメだ。
舜クンって、もう一度…
ずっと、その呼び方してほしい。
俺を好きになってほしい。
…俺、やっぱ奈央がすげぇ好きだわ。
俺は、ずっと、ずっと…
ずっと…だ。
「…好きだ」
「え?なにが?」
「…俺、ずっと前から夕暮が好きだ」
照れくさくて、会話に間が空く。
…告白とか、初めてだし。
「…本当に?」
「もう忘れたかもしれねぇけど、入試で会っ
た時からずっと…好きだった。ずっと一線に
いて、もっと好きになった」
「…うん」
「…夕暮が光輝がまだ好きなのは知ってる。
けど、俺でよかったら、ずっと…一緒にいる
から」
「…うん」
「…俺と、付き合ってください」
「…ごめん。今は、返事…できない」
「あぁ」
やっぱ、フラれた。
けど、俺は、言えて良かったと思ってる。
「だけど…」
だけど…?
「絶対に返事するから」
「あぁ」
「…少し待ってて。あと、先に言っとく」
「…なに?」
先にって…
光輝が好きだとか?
知ってるけど…そんなストレートに言われた
ら、傷つくかも。
「…舜クン、ありがと」
走り去る、夕暮。
最近ずっと見ていなかった…
俺が大好きな笑顔が見られた。
…舜クンってさ。
「ヤバい、にやける」
笑顔を見られた上に、名前で呼ばれた…
俺、最初は光輝が、名前にクン付けなのが羨
ましかった。
夕暮がいう、光輝クンが可愛かった。
…俺も言われた。
「…奈央」
初めて、名前で呼ばれたから…
俺も、呼び返してみた。
…嬉しいかも。
もう、フラれてもいいかも。
こんなに嬉しいことねぇだろ?
でも、ダメだ。
舜クンって、もう一度…
ずっと、その呼び方してほしい。
俺を好きになってほしい。
…俺、やっぱ奈央がすげぇ好きだわ。

