こんな大きな声で言ったら、わからないはず
がない。
ていうか、2回好きって言ってる。
「は?まじで?」
「まじで!!でも、坂下が奈央を好きなのは知
ってるから、付き合ってほしいなんて言わな
い!!…けど、聞いといてほしかった」
あたしは…ずっと前から好きだったから。
あたしが好きになったのは、あの時。
「本当にコイツ知り合い?」
初めて会った時に言った気がする。
なんか、話してることだけ聞くと、ただのツ
ンデレだと思ったから。
でも…
顔見たらダメだった。
本当にカッコ良かった。
…一目惚れ。
そうかもしれない。
でも、一目惚れした瞬間に、あることもわか
った。
坂下は奈央が好きだということ。
それから、坂下は奈央と仲良くしたかったの
か、あたしたちと行動を共にすることが多く
なった。
そうしてるうちに…
あたしは、坂下のことがもっともっと好きに
なった。
もしかしたら、一緒にいるうちに、あたしの
ことを好きになってくれるかも…
なんて、期待してたけど。
坂下も、奈央といるうちに、もっと奈央が好
きになっていた。
でも…
あきらめることはできなかった。
奈央は青葉クンを好きだったから。
だから、坂下には入るところがないと思って
たから。
でも、坂下はあきらめなかった。
いつも奈央の近くにいることで、奈央を守っ
ていた。
そんな姿を見て…もっと好きになった。
「あのさ、川崎」
「ん?」
「俺、お前のこと嫌いじゃねぇよ。俺は今ま
でずっと、お前を女として意識したことは、
はっきり言うとねぇけど、けど、俺はお前を
友達として、めっちゃ好きだ」
「…坂下ぁ」
涙が溢れた。
だって、坂下が優しいんだもん。
振るときくらい、きつく言えばいいのに。
…カッコ良すぎるんだもん。
「ったく、泣くんじゃねぇよ」
グシャグシャと髪をやって、あたしに微笑ん
だ。
「…そういうとこが、カッコイイんだよ。奈
央に、その想いが届くといいね…」
「さんきゅ、川崎」
またにこって笑って。
あたしを、これ以上好きにさせないで。
やっぱいい。
あたしをもっと好きにさせて。
もっと大好きな親友になるように
彩希side
がない。
ていうか、2回好きって言ってる。
「は?まじで?」
「まじで!!でも、坂下が奈央を好きなのは知
ってるから、付き合ってほしいなんて言わな
い!!…けど、聞いといてほしかった」
あたしは…ずっと前から好きだったから。
あたしが好きになったのは、あの時。
「本当にコイツ知り合い?」
初めて会った時に言った気がする。
なんか、話してることだけ聞くと、ただのツ
ンデレだと思ったから。
でも…
顔見たらダメだった。
本当にカッコ良かった。
…一目惚れ。
そうかもしれない。
でも、一目惚れした瞬間に、あることもわか
った。
坂下は奈央が好きだということ。
それから、坂下は奈央と仲良くしたかったの
か、あたしたちと行動を共にすることが多く
なった。
そうしてるうちに…
あたしは、坂下のことがもっともっと好きに
なった。
もしかしたら、一緒にいるうちに、あたしの
ことを好きになってくれるかも…
なんて、期待してたけど。
坂下も、奈央といるうちに、もっと奈央が好
きになっていた。
でも…
あきらめることはできなかった。
奈央は青葉クンを好きだったから。
だから、坂下には入るところがないと思って
たから。
でも、坂下はあきらめなかった。
いつも奈央の近くにいることで、奈央を守っ
ていた。
そんな姿を見て…もっと好きになった。
「あのさ、川崎」
「ん?」
「俺、お前のこと嫌いじゃねぇよ。俺は今ま
でずっと、お前を女として意識したことは、
はっきり言うとねぇけど、けど、俺はお前を
友達として、めっちゃ好きだ」
「…坂下ぁ」
涙が溢れた。
だって、坂下が優しいんだもん。
振るときくらい、きつく言えばいいのに。
…カッコ良すぎるんだもん。
「ったく、泣くんじゃねぇよ」
グシャグシャと髪をやって、あたしに微笑ん
だ。
「…そういうとこが、カッコイイんだよ。奈
央に、その想いが届くといいね…」
「さんきゅ、川崎」
またにこって笑って。
あたしを、これ以上好きにさせないで。
やっぱいい。
あたしをもっと好きにさせて。
もっと大好きな親友になるように
彩希side