思考回路は簡単に奪われ脳の働きは急激に低下。背中が弓なりに跳ね上がり紡ぐのは喘ぎ。
「っあ、……や…!」
理性さえも甘い刺激に持って行かれてしまいそうで、必死に私に覆い被さる三浦さんの胸板を押し返す。
その行動に小さく舌打ちをした三浦さんは、黙れと言うようにさらに指の動きを激しくする。
首を仰け反らせ認めたくない快感に声を上げてしまう自分が情けない。
「…菫、」
「……ん…、っ、」
「関係ないなんて言うんじゃねえよ…。」
「友好関係?…笑わせんな。」
「アイツ、お前に好意持ってんじゃん。現に告られてる。」
「絶対、逃がさない。」
その言葉は、私を捕まえるには最適だ。


