あの言葉の意味を知りたいのに、三浦さんは質問を受け付けないと言うように私の身体を床へと押し倒したのだ。
制止を促す声は完璧無視。私の羽織っていたセーターとシャツのボタンを外していく三浦さん。
ばちっと絡み合った視線。三浦さんは無表情で私を見下ろしてくる。
「…睨むなよ。」
「なら、退けて下さい。」
拒否を伝える声は掠れていて。それを聞いた三浦さんの顔が悲しげに歪められたことに目を奪われる。
が。そんな滅多に見れない表情は直ぐに消え。
「、……あ、」
変わりにまた無表情に戻った三浦さんが私の胸元に赤い華を散らす。
それは所有物のシルシのようで、付けられた胸がずきりと痛んだ。
この痛みが続いていくのかと思うと、なぜか無性に泣きたくなった。
次の瞬間には前触れなく挿入された指によってその涙も弾けてしまう。


