偉そうと呟けば偉いからと、屁理屈。あー…苛々するのに何も言えないから自分が嫌になる。
だって、三浦さんと一緒にいれることがすごく嬉しいと感じている自分がいるから。三浦さんはどう思ってるのかは知らないけど。
「あ、でも私大学が…」
「休め。」
即座にそう言い放った三浦さんに呆れた目を向けるが。三浦さんの飄々としている横顔は揺るがない。
「でも明日、講義が…」
「……何時?」
14時には終わりますと言えば暫く三浦さんは黙り込み。はあ、と溜息を吐き出した。
さすがに分かったと言うと思った私だったが、三浦さんはそんなに物わかりの良い大人じゃない。


