「…明日、バイト休みだったよな?」

「あー、うん。私と清水くん大体はシフト同じだしね。」

「そ、だよな。うん。」



そう呟くと、清水くんは荒く深呼吸を繰り返す。なんだ、今日の清水くんはやはり様子が何時もと違う。



多少、怪訝な瞳を向けていた私だったが。清水くんが頬をほんのりと赤らめ困ったような顔で私を見てくるから眉を寄せるだけにした。


まあ、それでも大分酷いだろうけど。別に深い意味はない。




「明日、大学終わってからどっか行かない?」

「……え?」

「ご、ご飯!とか…。」



どう?と不安げに首を傾げ私の顔色を窺ってくる清水くんは、バイト先で見ていたあのチャラけた感じはまったくなく。

純情キャラそのもののようだった。



自分で言うのはなんだけれど、きっと彼は、私のことが真面目に好きなんだと思う。