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再び目を覚ましたのは朝の7時過ぎだった。ベッドには、また私一人が寝ていて隣には三浦さんはいなかった。

シーツに触れると、まだほんの少し温かい。



あ、三浦さん少し前までまだいたんだ。

ゆっくり体を起こせば、リビングからまた話し声が聞こえた。それも、怒鳴り声に近いもの。



寝室のドアを開けてみると、三浦さんは煙草片手携帯片手に室内を歩き回っている。何アレ、廃人?



「テメーな、ふざけたことしてんじゃねえぞ!しばくぞ。」


と。

汚い言葉を電話に向かって吐き捨てる三浦さんを覚めた目で見ている私に気付いたのか、三浦さんは片手を上げてきた。



「後で覚えてろよ。」


そんな言葉を最後に、荒々しく通話を終了させた三浦さんは携帯をソファーへと投げた。