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行為が終わってすぐ、私はシャワーを浴びた。特に意味はなくなんとなくだったのだが。
それに対して三浦さんは少し嫌な顔をしていたけど、貴方にそんな資格はないと言うように無視を決め込んだ。
三浦さんはソファーに腰掛け、煙草を気怠げに吸っている。
私はキッチンに立ち、だらだらとした動きでコーヒーを淹れる。
時刻は朝の3時。
もう寝るにも目は覚めてしまっているし、とても寝れる気分ではない。
と。
「…菫。」
私の名を呼ぶロートーンの声の主に鋭く視線を向けた。
何ですか、と沈黙を置いてから呟いた私に。三浦さんは少しバツが悪そうに顔をしかめこちらを向くことなく話し始める。
「…悪い。」
「……何が、ですか。」
わざと惚けて見せた私へと三浦さんは振り返りながら紫煙を吐き出す。


