もう止めて欲しいと目で訴えかけた私を、三浦さんは呆気なく無視した。
ツ、といきなり鎖骨を舐めるもんだから驚き身を強ばらせる。私の顔を上目で確認すると三浦さんは太股をなぞるようにスカートの中へ冷たい手を這わせていく。
―――その直後。
何の前触れも無く、突如として挿入された指に私は爪先をぴんと伸ばし首を仰け反らせた。
「あ、っ…は、」
「キモチー?」
「ちが、……!」
三浦さんはわざと私の羞恥心を煽るようなことをご丁寧に耳元で囁いてくる。
否定しようにも、声はすべて喘ぎに変わってしまい無駄な抵抗に終わる。
中で掻き回すように動く指に、私はどうしようもない疼きと快感を覚えた。
否定を口にしながらも感じている私を見、三浦さんは愉しげに口角を持ち上げて見せる。
「は、なし…聞いて…!」
「必要ない。」


