大切なもの



――――キーンコーンカーンコーン

5時限目終了のチャイム。
次はもう部活。


「部活だぁああああ」

んんー、と腕を伸ばす。
ポキポキと肩の骨がなる。


「あたしたちっていつからマシンできるのかな?」

先輩方がいるうちは、あたしたちはあんまり練習はできないと思う。
でももう六月だよ?

もうすぐで先輩引退でしょ?


もぉおおおおお。
禁断症状出るよ。


「球打ちたいよぉ、絶対カラダ鈍ってる!」

素振りってもそこまで打てるようにならないし……ね。



「とりま、いこっか」

帰りのHRも終わり、グッと鞄をかけ、エナメルを肩にかけて立ち上がる。
タカを見るとまだ顔を伏せていた。