大切なもの



待ってやんないもんね!


ニヤッと妖しく笑う。
早歩きにしてみるとちょっとー!と言って、ドタドタッと音を立てる。

美波を見て頷く。
スッと止まると、朋美はそのまま走り去る。


ヤバッ!通じたよ。


「コレやってみたかったんだ♪」

隠れよ、と笑った。
朋美はいつ気づくかな?

使ってない教室に入って、ロッカーの中へ。


数分後



「ねーいち?美波?どこ?」

あ、気づいたか。
ウロウロ歩いてる。

驚かしてみるかな。


「ウッ……ウッ……」

嘘泣きをして、鼻を啜る。

「誰かいるの!?まさか……幽霊!!!?」