大切なもの



「何か?」

言いたいことをいったあたしたちは満足げな笑みを浮かべながら振り返った。

「かっこよかったです」

……は?
かっこよかった?
ありがとうございます。

てか見てたんか。


「あたしたち、絶対ソフトボール部に入ります!
それで絶対役に立ちます!!」

それじゃ、と元気な笑みを浮かべて立ち去っていった。


「……あの子たち、結構いいやつだったね」

遠くを見るような目つきをした。
ウン、とみんな頷く。


「ソフト部に入っても許すよ☆」

美波は嬉しそうに笑った。
上から目線だけど。