大切なもの



あたしは小さく頷く。
そして朋美も口を開く。


「……キミたちってうまくなりたいの?」

するとやつらは焦りだす。


「なりたいわよっ」

ムキになって、怒鳴り散らす。
そんなことしたってうまくなんないよ……。


「じゃあもっと性格を変えなきゃ。
性格も変わんないと何も変わんないよ?」

朋美もちゃっかりいいこといった。
あたしもまた頷く。


「じゃあね」

フンッと鼻で笑って、その場を去った。



あたしたちがトコトコ歩いていると。


「あのっ」

10人中の5人がいた。
またか。