大切なもの



「大丈夫だよ、ともちん。
ちゃんとツッコミしてあげるから」

ポンポンと肩を叩く。
うるせー、と文句を言った。
そう言って笑ってると、クラスのやつに話しかけられた。


「何?」

顔だけを振り向かせる。
そいつは申し訳なさそうに俯く。


「……大丈夫、だった?」

優しそうな笑みを見せた。
なんで、知ってんの?


「オレさ……
実は見えたんだよね。あいつらが閉じ込めてんの」

そう言ってあたしたちを閉じ込めたヤツらを睨んだ。


「へえ」

あたしはどうでもいいような返事をする。
美波も朋美も、興味ないみたい。


「あたしらで解決するから。別に平気」

そう言って、じゃあね、と言った。