大切なもの



「あけてあげるよ」

あたしは針金を取り出す。
ちゃっかりこんなこともあろうかと、いつも持ち歩いてる。


「ピッシング……?できるの?」

興味深々で目をキラキラと輝かせる。
それができちゃうんだな♪


あたしは針金を持ち、鼻歌をしだす。
鍵穴にグッと差しこみ、ガチャガチャと弄る。


―――ガチャ

お、きたんじゃね?


――――ギィ


「お。


開いた!
あたし天才!!」