大切なもの



「むかつくの。うまいからって調子こいてるのが。
確かにうまいから誰も文句言わないんですけど、気にくわないんです!!」

そう言って、ダッと去っていった。
どうしましょう、コレ。


ピッシング?
あたしできるかなぁ。

簡単なものはできるけどさ……。


「あーらら。閉じ込められちゃった」

フゥ、と溜息を吐く。
バカみたいだな、あいつら。


「いち、どうしよう……」

美波は少し震えてる。
朋美はなんか石化してる。


「しゃーない」

あたしは立ち上がる。
二人とも何が?とでもいうように視線を向ける。